Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.66|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム
患者様
50代 男性
これまでの患者様の経過について
30歳を過ぎて2回ぎっくり腰発症。
40歳ごろから、慢性腰痛。
今年の4月から、右下肢のしびれ出現。
整形外科受診し、椎間板ヘルニアと診断。
改善目的で受診。
治療前の症状について
慢性的な腰痛、右臀部~右足先にかけて痺れあり。
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
痛みの度合い | 7 | 5 | 7 | 7 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛み部分-腰、臀部~下肢
前屈:可能
後屈:可能
圧痛点:右L3/4、左右L4/5、右L5/s
ラセーグ:右45度、左60度 陽性
咳、くしゃみ:増悪
・日常動作
コルセットを使用すれば、歩行可能だが
しなければ難しい。
画像及び所見について
- L3/4-椎間板変性、軽度膨隆
- L4/5-椎間板ヘルニア 右椎間孔狭小
以上のことが画像上認められます。
・L4/5の椎間板ヘルニアによる痛み、右椎間孔狭小による右優位の主症状の原因の可能性が高い。
L3/4の椎間板膨隆による脊柱管の圧排、症状の原因の可能性ある。
治療について
患者様と相談の元、L3/4,4/5にセルゲル法を施行
治療は小寺医師が行いました。
治療は25分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事